3人または4人でプレイするゲームです。
ネギの生徒達31人はいくつかのグループに分かれ、ネギと麻帆
良学園に関わる様々なイベントを解決するために行動します。
各プレイヤーはそれぞれのグループを担当することになります。
イベントカードに書かれた条件を満たしたグループがそのイベン
トの解決に一番活躍したことになり、そのイベントカードをスコア
として得ることができます。
全てのイベントを解決したときに一番多くのスコアを得ていたプ
レイヤーが勝者となります。
3人または4人
ネギま!ハッピーパーティーの全カード
6面体ダイス1個
コインやおはじきなどを十数個程度
54枚(キャラカード31枚、チェンジカード5枚、イベントカード18枚)
《キャラカード》
左上楕円内:「登場条件」
登場のために必要な登場ダイスの出目です。
その左下に+や−の記号が付いている場合、このキャラが追加登場条件や登場条件無効を持っていることを示します。
左枠内:「キャラ名」
キャラの名前です。
上段枠内:「イラスト」
キャラのイラストが描かれています。
右小枠内:「学力」「運動」「冒険」「恋愛」
キャラの4つの特性値です。
特性値の枠内に書かれているダイスの出目はその特性値が関係するイベントにだけ有効なサブの登場条件を示します。
枠内に×が書かれている場合、その特性値が関係するイベントだと登場条件が無効になることを意味します。
下段枠内:「能力」
キャラの持つ能力が記述されています。
下段枠内下:「友達」
そのキャラが呼び出すことができるキャラの名前が記述されています。
《チェンジカード》
左枠内:「チェンジ可能な登場条件」
ここに書かれた登場条件のいずれかに合致するキャラをチェンジ可能です。
下段枠内:「注釈文」
このチェンジカードを処理する手順が記述されています。
《イベントカード》
左枠内:「イベント名」
このイベントの呼称です。
下段枠内:「解決条件」
このイベントを解決するのに必要な特性値条件と人数が記述されています。
以下の手順でゲームの準備をします。
「ネギま!ハッピーパーティー」ではフェイズ、ラウ
ンド、ターンという時間単位があります。
フェイズにはイベントフェイズとチェンジフェイズが
あり、これが交互に訪れます。
ラウンドはイベントフェイズ中のプレイ順番が親から
始まり全てのプレイヤーに順に回って終わるまでの間です。
ラウンド中の1人のプレイヤーの手番をターンと言います。
ゲームを開始するとイベントフェイズに入ります。
親はイベントカードの山の一番上をめくって公開します。
これがこのイベントフェイズで解決すべきイベントになります。
第一ラウンドに進みます。親は登場ダイスとしてサイ
コロを1つ振ります。
親のターン、次のプレイヤーのターン・・・と順にプ
レイしていき、全てのプレイヤーのターンが終わったら
次のラウンドに進みます。
新しいラウンドになったら親はそのラウンドのぶんの
登場ダイスを振り、また親から順に各プレイヤーのターン
を行っていきます。
こうして、いずれかのプレイヤーのグループがイベン
トを解決するまでラウンドを続けます。
イベントが解決されるとそのイベントカードはスコアを
示すマーカーとして解決したプレイヤーの元に置かれます。
イベントフェイズが終了し、チェンジフェイズに移ります。
チェンジフェイズに行動するのは親番のプレイヤーだけです。
まず、親は自分の場に出ている全てのキャラを手札に戻します。
それから、チェンジカードの対象となるプレイヤーを1人指定し
たうえでチェンジカードの山から1枚引きます。
引いたカードがチェンジカードならそのカードを公開し、
さきほど指定したプレイヤーの場に出ているキャラのうち、
チェンジカードに書かれた登場条件を持つキャラを1人選んで
自分の手札に加えます。そのあと、自分の手札から1枚を選んで
そのプレイヤーの手札に加えます。
チェンジカードは捨て札の山に置きます。
引いたカードがキャラカードならそれを自分の手札に加え、
そのあと自分の手札からキャラを1人選んでチェンジカードの
捨て札の山に置きます。捨て札の山にキャラカードが3枚以上
ある場合、捨て札の山とチェンジカードの山を合わせてシャッ
フルし、新しいチェンジカードの山にします。
これでチェンジフェイズは終了です。
各プレイヤーは自分の場に出ている全てのキャラを手札に戻します。
親は左隣のプレイヤーに移り、新しいイベントフェイズが始まります。
こうして、全てのイベントが解決されるまでゲームを続けます。
イベントカードには解決条件として「何々が幾つ以上を何人」
と記述されています。これは「何々の特性値が幾つ以上のアン
タップ状態のキャラが何人いれば解決可能」ということを意味
します。
イベントの解決は自分のターンの間にだけ行われ、条件を満た
したら即座に解決されます。従って、イベントを解決してから自
分のキャラを手札に戻す能力を使う、なんてことはできません。
なお、2つの特性値の合計を参照するイベントもあります。
プレイヤーは自分のターンに2つの権利を使うことができます。
また、自分のキャラにアクションを行わせたり、能力を使わせる
ことが可能です。
サブの登場条件を持つキャラは、それが設定された特性値に
関係するイベント中であれば、登場ダイスがそちらの条件を
満たした場合でも登場させることができます。
登場条件無効を持つキャラは、それが設定された特性値に
関係するイベント中であれば、登場条件が無効になります。
なお、この場合もサブの登場条件は無効にならないので、
たとえば冒険+恋愛のイベント中だと神楽坂明日菜は
登場ダイスが4の場合だけ登場することができます。
アンタップ状態のキャラは以下のアクションを行うこと
ができます。
アクションを行ったキャラはタップされます。→用語解説へ
「手伝う」 自分のキャラ1人(ただし、アクションを行うキャラ自身は除く)の好きな特性値をそのターンの間+1します。
「教える」 自分のキャラ1人の好きな特性値を、教えるキャラのほうがそのキャラより高い値を持つ場合に限り、そのイベントフェイズの間+1します(コインやチップを置くことで示すとよいでしょう)。
「呼び出す」 手札にいる友達を1人場に出します。
カードの能力欄に記述されている各項目がキャラの能力です。
能力が効果を発揮するかどうかにはいろいろ条件があり、それは
アイコンか能力のテキスト中に示されています。
テキスト中に書かれた条件はそれぞれを参照すればよいので、
ここではアイコンの説明をします。
全てのイベントが解決されたらゲーム終了です。
ゲーム終了時点で最もスコアが高いプレイヤーが勝者となります。
スコアが同じ場合、最初の親から順番が遠いプレイヤーのほうが
勝ちになります。
より公平を期するなら、最初の親を変えながら人数回プレイして
合計スコアを競うのがよいでしょう。
以下はルールではなくプレイのコツです。
以下はこのゲームの用語解説です。
4人プレイのときは、チーム戦で遊ぶこともできます。
チーム戦では、席順が偶数番目のプレイヤー2人と
奇数番目のプレイヤー2人がそれぞれ組んでチームになります。
ゲーム終了時に同じチームの2人のスコアを合計した
ものがチームのスコアになり、それで優劣を競います。
チーム戦では1つ特別なルールがあります。
親がチェンジフェイズにチェンジカードを引く替わり
に、同じチームのプレイヤーに自分の場または手札から
好きなカードを1枚渡すことを選ぶことができます。
そうした場合、カードを渡されたプレイヤーは場の
キャラを手札に戻し、受け取ったカードを加えた8枚
の中から1枚を選んで親に返します。
PGTがわりと頭を使い、所要時間が長めの2人対戦専用ゲームだったので
今回は3人以上でプレイする軽めのゲームを目指してデザインしました。
そのわりにはネギまの作品世界の再現度はけっこう高くできたのではないかと
思っています。
軽めのゲームの常として運の占める割合が高く、結構どうしようもないときは
どうしようもないので、深く悩まず気楽にプレイして展開を楽しんでいただければ
と思います。