- 概要
2人から4人でプレイするゲームです。
戦闘に勝つことでデッキを強化したりVPチップを稼ぐことができます。最終的にデッキに含まれるカードのVPとVPチップの合計を競います。
- プレイ人数
2人から4人
- プレイに必要なもの
T3の全カード
VPチップの取得数をカウントするためのもの(チップ、カウンタ等)
- 総カード枚数
136枚(144枚予定)
- 準備
以下の手順でゲームの準備をします。
- 席順を決めます。
- 全てのユニークカードをシャッフルして共通の山札を作ります。
- 共通の山札から各プレイヤーに6枚づつ配ります。
- 各プレイヤーはその6枚を見て1枚選んで取り、残りを左側のプレイヤーに渡します。
- 受け取ったプレイヤーはそれらのカードの内容を見て1枚選んで取り、残りを左側のプレイヤーに渡します。
- 渡すカードが無くなるまで5.を繰り返します。
- 各自、手元に残った6枚から2枚を選び、裏返しのまま共通の山札に戻します。
最終的に各プレイヤーの手元に残った4枚を「リザーブ」と呼びます。
リザーブはそのプレイヤーだけがいつでも確認することができる裏返しの山として各プレイヤーの前に置きます。
- 共通の山札をシャッフルし、規定枚数である4枚を共通の場札として出します。
- 各プレイヤーはコモンカードの幽霊7枚と妖精3枚を受け取り、シャッフルして自分の山にし、最初の手札として5枚引きます。
残りのコモンカードは種類別に並べ、常設山とします。
- ゲームの進行
開始プレイヤーから順にターンが回ります。
各プレイヤーは自分のターンに以下の手順で行動します。
- 開始フェイズ
以下のABのどちらかを行うことができます(行わなくてもかまいません)。
A) VPチップ1を支払い、自分の捨札の山から1枚を除外
B) 共通の場札のうち戦闘目標値が最も高いもの(のうち1枚)を捨札にする。
- プレイフェイズ
手札からカードを出したり、能力を使ったりするのを任意の順番で行います。
- 戦闘フェイズ
戦闘(後述)を行います。
戦闘が終わったら戦闘に参加したキャラは捨札になります。
- 終了フェイズ
手札を全て捨て、山札から5枚引き、消耗状態の場札を待機状態に戻します。
場札のうち1枚を残すカードとして指定し、可能であればカードをリンクさせます。
そのカードと、そのカードにリンクしているカードだけを場に残し、他のカードは捨札になります。
各プレイヤーのターンが終わったら1ラウンド終了になります。
ゲームの終了条件を満たしていなければ次のラウンドに移り、また開始プレイヤーから順にターンが回ります。
- ゲームの終了
ラウンド終了時に以下の条件の片方もしくは両方を満たしている場合、ゲームは終了します。
- いずれかのプレイヤーがVPチップを30以上持っている
- 共通の場札が規定枚数(4枚)に満たない
ゲームが終了したら各プレイヤーは自分のデッキに含まれるカードのVPの合計を算出します。
それにVPチップの取得数を加算したものがそのプレイヤーのVPであり、VPが最も高いプレイヤーがゲームの勝者となります。
- 戦闘
戦闘のルールは以下の通りです。
- 戦闘の対象を選びます。対象にできるのは共通の場札、常設山のカード、自分のリザーブのカードのいずれかです。
- パワーの合計が対象カードの戦闘目標値以上になるように戦闘参加者を決めます。余剰分はこのターンの戦闘の別の対象に振り分けることができます。
- パワーの合計が対象カードの戦闘目標値以上であれば戦闘に勝利します。
戦闘に勝利した場合、以下の3つから1つを選びます。
A) 「仲間にする」
対象にしていたカードを獲得します。獲得したカードは自分の捨札に加えます。
このとき、自分の全ての場札万能説得の合計がそのカードの説得目標値以上なら、捨札に加えるかわりに消耗状態で自分の場に出すことができます。
B) 「撃破する」
対象にしていたカードを除外し、そのカードに設定されている分のVPチップを得ます。
C) 「宝を奪う」
対象にしていたカードに宝が設定されている場合にのみ選べます。
そのカードを除外し、自分の場札のどのキャラに宝を与えるかを選びます。そのキャラが宝への関心を持っていれば、宝の価値ぶんのVPチップを得ます。
- 3.によって共通の場札が減った場合、補充を行います。
- パワーの余剰分や、まだ戦闘に参加させていない待機状態の場札があるなら、新たな対象を選んで戦闘を継続できます。
- これ以上戦闘を行えなくなるか、もしくはこれ以上の戦闘を行わないことを選んだら、戦闘に参加したキャラを全て捨札にし、戦闘フェイズは終了します。
※要は、パワーを貨幣価値、戦闘目標値を値段として買い物を行うような感じです。
- キャラの基本能力
- パワー:戦闘のときに参照します。
- 戦闘目標値:このキャラに戦闘で勝つために必要なパワーの合計値です。
- 説得目標値:戦闘で勝って仲間にするとき、場札の万能説得の合計がこの値以上なら即座に消耗状態で場に出せます。
- 属性:漢字一文字が属性1個を表します。括弧でくくられているのは副属性です。
カードの右上隅に+と書いてある場合、最低一個の属性を共有するカードをリンクさせることができます。
条件を満たしていれば、リンクさせたカードにさらに別のカードをリンクさせることも可能です。
- VP:そのカードがデッキに入っているときのVPが基本。特記がある場合、撃破時はそちらを参照します。
また、宝を持つキャラについてはその宝のVPも併記されています。
- キャラの特殊能力
特殊能力は、キャラが消耗状態のときは発動できません。
特殊能力の記述の左側に何も書いていないものは、待機状態である限り常時発動している特殊能力です。
以下のいずれかが書いてある場合、待機状態であることに加えそれぞれの条件を満たしている必要があります。
- E:Enter 場に出たときに発動可能な特殊能力。させなくてもよい。
- A:Action 発動後に消耗状態になる特殊能力。
- 1:Once ターンに一回発動可能な特殊能力。
- X:eXit 自身を場札から捨札にすることで発動可能な特殊能力。
- 汎用の特殊能力
グリモアn
n枚引き、手札からn枚を山札の上に戻す。
流転の風n
山札の上からn枚見て、うち任意の枚数を捨札にし、残りを山札の上に戻す。
妖怪退治
この能力を持ったキャラが戦闘に参加して人でないユニークキャラを撃破した場合にVPチップ1を得る。
祭祀n
ゲーム終了時に自分のデッキの枚数の10枚を超える5枚につきnVPとしてカウントする。
調伏
この能力を持ったキャラのパワーを使った戦闘の結果では「仲間にする」しか選ぶことができない。
プライド
この能力を持ったキャラはパワー4以下のキャラを対象とした戦闘に参加させることができない。
変化(へんげ)
この能力を持ったキャラはリンク判定において全ての属性を持つものとして扱う。
- 細かいルール
- カードを引く場合や山札の上から指定枚数を公開する場合に山札が必要数に満たなければ、捨札をシャッフルして新しい山札にする。
- コモンカードは除外したときに常設山に戻る。
ユニークカードは除外されたらそのゲーム中二度と現れない。
- 特に言及がない場合、カード中の記述にある「場札」「手札」「捨札」は全て自分のものを意味する。
- 特に言及がない場合、効果の影響を受けて処理を行っているプレイヤーが選択を行う。
例)山札に複数枚のカードを戻す場合、順番はその戻す行動を行うプレイヤーが自由に決める。
場札1枚を消耗させる効果を受けた場合、どの場札を消耗させるかは場札のオーナーであるプレイヤーが決める。
- カードの効果のうち、他のプレイヤーに影響が及ぶ効果を干渉効果と呼ぶ。
手札にあるときに干渉効果を防げる特殊能力を発動する場合、そのカードを提示する。
- 「ストアする」というのは、ある場札の下に別のカードを置くことを意味する。
ストアしている場札が場以外の場所に行った場合、ストアされているカードも同じ場所に行く。
ゲーム終了時、場札はデッキに戻され、ストアされているカードも同様に扱う。
- 「順次検索する」というのは、以下の処理を意味する。
山札の上から1枚をめくり、そのカードが検索条件に合致していればそこで終了。
合致していなければそれを捨札にし、また1枚めくる。検索条件に合致するカードを発見するか山札がなくなるまでこの手順を続ける。